クレッセント川崎タワーの賃貸空室情報｜価値ある賃貸マンション情報サイト

超高層でなければできない「空間的体験」。その最大の特徴は眺望である。都市における高層の集合住宅では「光」の存在は希薄であり、基本的にその表情はどれも同じに見えてしまうのが現状である。高層という機能は風景を所有することであり、閉鎖性がなく、外の光と風景が楽しめる室内では、視覚的にも体感的にも、ごく自然に家の内と外が一体となれるメリットがある。川崎という変貌する都市に、ランドマークとなるタワーを創るにあたって導きだしたコンセプトは、華美や装飾をなくしたシンプルでモダンな建築であった。
その想いを素直にデザインしたのが「ガラスの建築」である。超高層の技術があれば可能であったこのガラスの建築を、集合住宅で実現できたのは、何よりも耐震安全性が高い「免震」という新技術を導入したことにあるだろう。また、「クレッセント川崎タワー」には、超高層だからこそ見えてくる風景からインスピレーションを得たものをモチーフに採り入れている。そのひとつが蛇行する多摩川とリンクするガラスのカーブであり、足元に広がる水盤であり、重なるように奥行き感を出した植栽計画であり、全てにアーバンリゾートの思想を貫いた。また、喧噪を水と緑を一体化させた自然のフィルターを通し、開きながらも、都市に暮らす上で忘れてはならないセキュリティ面も考慮し、ひとつの領域感覚をつくりあげている。光・眺望というシンプルな考え方、限定したガラスという素材、都会から都会にある自分の世界にもどるというストーリー性、さらに構造と空間とランドスケープの三位が一体となったガラスのタワーが、ここに住まう人にとって、快適に都市で暮らす「新しい建築的環境」を楽しむ装置になってくれることを願っている。